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山田英雄・しず子さん(東京都出身)
 

8年前から日本とゴールドコーストを行ったり来たりして満喫中の山田さんご夫妻。50歳で会社を辞めて海外で暮らすと決めていた山田さんですが、その夢を実現させ、ご家族皆で楽しまれています。まずは土地購入のいきさつからうかがってみました。

  山田英雄・しず子さん
 
なぜオーストラリアに家を持とうと思われたのですか?
英雄さん
「35歳の時に会社のツアーで来たのが最初ですね。その時にまず、ゴールドコーストの気候の良さに驚いて、住むんだったらここだと思ったんです。当時から、会社は50歳で辞めようと思っていたんですよ」
しず子さん
「主人が会社を辞めた時、シドニーに姪がいたので、『ちょっとオーストラリアに遊びに行っていい?』ということで最初の一週間はシドニーに滞在していたんです。それから、ゴールドコーストには兄の親友が永住していましたので、その方を訪ねたのよね?」
英雄さん
「2日間くらい車であちこち案内してもらいました」
しず子さん
「息子が冗談で『お土産には土地でも買ってきてよ』なんて言っていたんですが、ここが気に入ったようで、本当にその場で契約してきちゃったんです! 相談もなしに(笑)」
英雄さん
「土地を購入したら1年以内に家を建てなければいけないということで、日本からカタログ類を送ってこちらのビルダーに希望を出したりしましたね」
しず子さん
「着工から半年ぐらいで完成しました」
一年にどれくらい滞在されるのですか?
英雄さん
「日本の夏と冬に一ヵ月半ずつ、一年のうち3ヶ月はこちらで過ごしています。その時期には日本のお店をしめて、息子たち家族と一緒に来たりね」
しず子さん
「今回は息子にお店をまかせてきたので、我々だけで2ヶ月間来たんですよ」
会社を辞めて完全にリタイヤされたわけではないのですか?
英雄さん
「わたしはシェフだったんですよ。ニューオータニというホテルで35年間フレンチのシェフとして働いていました」
しず子さん
「主人がそこを50歳で辞める少し前に、わたしと息子でカレーの専門店を始めたんです。主人には会社を辞めてからもちょっと手伝ってもらったりしてね。今はもうほとんど息子にまかせていますけれど」
英雄さん
「だからここでパーティを開く時にはフレンチかカレーでおもてなしするんですよ(笑)」
滞在中は、どのような毎日を過ごされていますか?
英雄さん
「わたしはゴルフですね。それから釣りもします。ここは蟹もたくさんとれるんですよ」
しず子さん
「あの殻もそうですよ、色を塗ったんですけれどね(満喫写真館参照)」
英雄さん
「ボイルしたり焼いたり、スパゲティに入れたり、ピラフにしたり、どんな風にでもアレンジできますからね。まず魚を釣って、そのガラをエサにするから、エサ代もかからないし(笑)。キッチンにはこだわりましたよ。ここはこういう風にしてくれとか、これを付けてくれとかね、調理場はどこにも負けないものをと思って、日本から何度も注文しました。それでマスタービルダーというクイーンズランド州建築協会主催の表彰があって、その年度のキッチン部門でNO.1の賞をもらったんですよ(満喫写真館参照)」
ゴールドコースト生活を楽しむコツは?
英雄さん
「やっぱり遊ぶことを考えないとね。ゴルフでも釣りでも」
しず子さん
「それから、童心にかえることね。子供のような心でいると、何をするにも楽しめますよ」
英雄さん
「何か植えるのも楽しいですね。2年前にマンゴーを苗で買ったんですけれど、去年は何十個もできました」
それでは今後の夢をお聞かせください。
英雄さん
「夢はね、同じだよね?」
しず子さん
「たぶんね。じゃあ、いっちにのさん……」
英雄さん&しず子さん
「ボート!」
しず子さん
「桟橋はすでにありますからね。釣りが好きなので、ボートがあればより一層楽しめるかなと思って」
英雄さん
「夢というか、次に来た時、買おうと思っていますよ」
それでは最後に、ゴールドコーストで暮らしたいと考えている人にアドバイスをお願いします。
英雄さん
「ここ一番という時に、踏ん切りをつけないとダメですね。こちらに来られて『いい所ですね、住みたいですね』と言って、お金も持っているのに踏ん切りがつかない人って多いですよね。飛行機は毎日飛んでいるんだし、近いですよね。夜、飛行機の中で飲んで寝たら、朝には着いているんですから。あっという間ですよ」

次回の滞在は12月から3ヶ月間ほど予定されているそうです。その時のためにすでに冷蔵庫の中にはビールがたくさん用意されているとか!? ご夫妻はもちろん、お孫さんたちも含めて家族皆で楽しまれている様子が伝わってきました。「楽しむために来ているので、今のところ苦労はない」としず子さん。言葉の壁も乗り越えて、ゴールドコーストならではの生活を満喫されています。
インタビューコーディネイト/荒木祥久
取材・文・撮影/城文子
インタビュー/2008年09月12日