| オーストラリアに来られたきっかけは? |
| みさ子さん |
| 「7年前、下の娘がメルボルンのサマーキャンプに参加していたんですが、そこを訪ねたのがきっかけです。その時、オーストラリアっていいところだなと感激したんですね。でも、帰りの飛行機が飛ばなくて、ケアンズに足止めになったんです。知っている人は誰もいないし一人でポツンとしていたら、日本人の女性が声をかけてくださったんですよ。お子様がオーストラリアに留学しているということで意気投合して、名前や住所を交換したんです。普通はそれで途絶えますよね? それが2ヶ月ぐらいして電話がかかってきたんです、税金の相談があるということで。うちは会計事務所をやっているんです」 |
| 隆史さん |
| 「それで、わたしが税務署との間に入って、文書を作ったんです」 |
| みさ子さん |
| 「ちょっとお助けしたら、すごく喜ばれて。その方はゴールドコーストに家をお持ちで、『お礼に遊びに来ませんか?』って誘われたんです。それで『こんなことってないよね? もちろん行きます!』と。主人は仕事があったので、娘二人を連れて、10日間ほどお世話になったんです」 |
| なぜゴールドコーストに家を持とうと思われたのですか? |
| みさ子さん |
| 「当時、上の娘が不登校で、悩んでいたんですね。それで、その方たちにいろんな話を聞いてもらって、『もしよかったら、こちらへ留学したら?』って励ましてもらったんです。そこの息子さんもこちらの学校に通っていて、ご両親も『日本でそんなことしてちゃダメだよ!』って、学校も探してくださって。で、『学校は手配したから、あとは学生ビザをとりなさいね』って言われて、無我夢中で準備をしました」 |
| 隆史さん |
| 「都会はダメだってことで、山奥の学校に。でも、だんだん英語ができるようになると街へ出るようになり、お小遣いも週末にサーファーズに行くバス代に使っていたみたいですね。それから自分で転校して、そこを脱出したんですよ(笑)」 |
| みさ子さん |
| 「ホームステイ先でもいろいろあったみたいで(苦笑)。人にあわせようとか我慢しようとか、そういう娘じゃなかったんですね。それで、わたしがこちらへ来たときに『もう、ホームステイは嫌だ』って言いだしたので、不動産屋さんを探していて。たまたまスターツさんに入ったら、最初に対応してくださったのが荒木さんで、すっごく親切だったんです。オーストラリアでこんな日本人の方がいるんだ! と思って、この人に相談したら間違いないと思いましたね。最初は娘用に賃貸物件を紹介してもらったんですが、私自身、こちらへ来るたびにホテルにバタバタ滞在するのが嫌になって。それで、『どこか、いいところないですか?』って相談したら『いっぱいありますよ!』って」 |
| 隆史さん |
| 「ゴールドコーストから戻ってきて、『手付け金の1%を払ってきた』って聞いたんですよ」 |
| みさ子さん |
| 「主人に『バカじゃないの?』って驚かれて(笑)。でも、その時、シェブロンルネッサンスはほとんど売り切れていて、とにかく部屋を押さえるだけでも押さえておこうと思ったんです。まだ図面だったんですけれど」 |
| 隆史さん |
| 「でも、まぁ、家賃と同じくらいだし、支払える金額だったのでね。娘用にと思って買ったんです。それなのに娘は日本に帰ってきちゃったので、何のためだったのかと……」 |