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ウリー・バンゲッターさん(スイス出身)&信子さん(宮城県出身)
 

「コンニチハ!」と笑顔で出迎えて下さったウリーさんはスイス出身、健康的な日焼けが印象的な信子さんは宮城県出身という国際結婚カップルにお会いしてきました。世界各地で暮らした経験を持つお二人に海外生活を満喫するためのコツや、ゴールドコーストやスイスでの生活について語っていただきました。英語と日本語が飛び交う楽しいインタビューとなりました。

  ウリーさん・信子さん
 
なぜゴールドコーストで暮らそうと思われたのですか?
ウリーさん
「初めてゴールドコーストに来たのは、10年前ですね。ちょうどクリスマスホリデーの時期で、ここで友達と会いました。彼らはメルボルンの人たちだったので、ゴールドコーストで会った後、私たちもメルボルンへ行きました。それがオーストラリアでの最初のホリデーでしたね」
その時のオーストラリアの印象はいかがでしたか?
信子さん
「オーストラリアと恋に落ちた! って感じがしました(笑)」
ウリーさん
「雰囲気がいいし、気候もいいし、広々しているし。私は日本でも働いていたけれど、日本は狭いですよね?
一年にどれくらい滞在されるのですか?
ウリーさん
「以前、Q1に部屋を持っていたのですが、その頃からゴールドコーストには一年のうち6ヶ月間滞在するようになりました。それで、今回が3回目の滞在ですね。Q1の部屋は売ってしまいましたが、その後シェブロン・ルネッサンスに一部屋だけ空きがあって、それで、こちらへ引っ越してきたんです。ラッキーだったよね?」
信子さん
「ここは景色も素晴らしいし、便利ですよね」
滞在中は、どのような毎日を過ごされていますか?
ウリーさん
「2年半前に日本で仕事をリタイヤしたんです。だから、私たちにとっては新しい人生の始まりで、これからはリラックスしたり、楽しんだりしたいですね。ゴルフがもっと上手になりたいので、ゴルフをすることが多いかな」
信子さん
「私もゴルフはするんですけれども、27年ほど前にシンガポールに住んでいた頃はとにかく毎日ゴルフをしていたんですね。で、子供二人が生まれてからはピタッとやめて、去年から再開したんですが、これが若い頃のようには上達しなくて(苦笑)。でも、これからかな? と思っています。だから、今のところ、ゴルフが二人の生活の中心になっていますね。それから、私は体を動かすことが大好きなので、プールで泳いだり、よく歩いたりしています」
ゴールドコースト生活には、すぐ馴染まれましたか?
信子さん
「最近、内山さん(スターツ)のご紹介で、ずいぶん人の輪が広がってきたんです。やっぱり、こちらにポンっと来ましたから、最初はゴルフ友達ぐらいしかいませんでした。たまたま日本人の少ないゴルフ場だったので、日本人の方とお会いする機会がほとんどなくて……。その点、内山さんにはとても感謝しています。紹介していただいた皆さんは、日本人だけれども、オージーのようにフレンドリーな方ばかりなので、すごく嬉しくて! やっぱり、わたしにとって、いいお友達を持つということはとても大切ですね。日本を離れて生活して長いのですが、いざという時の友人の力がすごく大きいとわかっているので、気の合う仲間に出会い、深い付き合いをしていくことがすごく大切な要素だと思っています。そういう意味で、いいスタートをきれましたね」
北半球が寒い時期はゴールドコーストに滞在されていますが、残りの6ヶ月は?
ウリーさん
「スイスに、とても素敵な家を持っているので、春夏秋はそこで過ごしています。レマン湖のすぐ側の、いい所ですよ。スイスでも、ここと同じような暮らしをしていて、自然を満喫していますね。それから、家族や友達と会ったりしています」
信子さん
「家の近くにある1750メートルほどの山を、1時間ぐらいで頂上まで登るんです。そこは、8月末には一帯がブルーベリーで覆われるんですよ。それで去年はね、そうなっているのがわかっていたから、『もう、そろそろいいんじゃないかしら?』って、二人でプラスティックバックを持って行ったら、バッチリのタイミングで(笑)! 袋いっぱいに摘んできて、ジャムを作りました(満喫写真館参照)。ブルーベリーのジャムって買うと高いですよね? なんで高いかと言うと、ブルーベリーって積むのがとても大変なんですよ。栽培ものじゃなくて自然のものだから、より小さくて。6月頃にはブラックチェリーがたわわに実っているし、9月末になると、くるみね(満喫写真館参照)。くるみが落ちているから、もう、山のように拾ってきて(笑)。友達に『くるみをとりに行こう!』って誘われて、日本では、売っているくるみの状態しか知らなかったから、びっくりしました。それで、そのフレッシュなくるみを2個両手に持って、グリグリってあわせると殻が割れるのね。パカッて割れるので、歩きながら食べたり(笑)。そういった楽しみ方があります。いろんなナッツ類とかキノコ類も豊富で、10キロとってきたこともありますよ(満喫写真館参照)」
二人のお子様たちは、現在どちらに?
信子さん
「21歳の娘と19歳の息子がいるんですけれども、二人とも今はロンドンにいます。娘は、ちょっと美術を勉強したんですけれど、今年から料理の方へ進むことにしたみたいです。シェフになりたいって。息子は大学で建築を勉強していて、ロンドンで二人一緒に住んでいますよ」
今後はどのように満喫される予定ですか?
ウリーさん
「そうですね、私はネスレで働いていたのですが、フィリピンに3年、日本に一年ちょっと、シンガポールに12年、イギリスに7年弱、それからまた日本に7年いて、そこでリタイヤしたんですね。だから、世界中に友達がいて、同僚もまた別の国へ行ったりしているので、旅行しながら彼らに会いに行ったりしています。フレンドシップ(友情)は大切だし、本当にそういう関係を楽しんでいますよ。素晴らしい国や場所を訪れたり、それからゴルフだけじゃなくて、スキューバダイビングも始める予定です。それと、これから会社をたちあげる人やビジネスアイデアを持っている人を助けることもしたいですね」
信子さん
「スポーツは欠かせないけれども、私は脳を使うこともしたいなと思っています(笑)。ヨーロッパでは『SUDOKU』がものすごく流行っていて、今はそれをやっているんですけれど。一昨年、主人の母に『SUDOKUって知っているでしょ? 日本のだから』って言われて『なんですか、それは?』って(笑)。で、こういうゲームだよって説明してもらったら、SUDOKUのSUは数で、DOKUは独立の独なんですね。数の独立という意味で、あ〜、なるほどって」
ウリーさん
「とてもシンプルなゲームですね」
信子さん
「これ、はまりますよ。それから学校にも行ってみたいなと。スイスではフランス語を使っているんですが、私のフランス語がひどいので、スポーツのかたわら、できればここでフランス語を勉強したいなと思っています」
それでは最後に、海外生活を満喫するコツは?
ウリーさん
「ポジティブでないといけないですね。前向きに、恥ずかしがらないこと。ある人にとっては簡単なことだし、ある人にとってはすごく難しいかもしれないけれど、自分を表現しようと努力しなくちゃいけないと思います。それと僕の経験から、できるだけ話したほうがいいですね。間違うかもしれないけれど、言葉は使わないと上達しないから。黙っていたら、上手になりませんよね。だから、外国で暮らす時の基本はオープン・マインドで、シャイにならないこと!」
信子さん
「私はずっと外国で暮らしてきて、いつも心がけてきたことが一つだけあるんですね。それは自分の国でないってことですね。日本人として外国人から何か言われた時に嫌だなって思うこと、ありますよね? そういうことを私はしちゃいけないなって。それはいつも思っています。だから、日本はこうだけれど、この国はダメねと考えず、その国をリスペクト(尊重)するということですね。それが大切なポイントだと思っています」

一年の半分をスイスで、そしてもう半分をゴールドコーストで暮らしているお二人。今回のゴールドコースト滞在は5月の中旬頃までだそうで、信子さんは日本を経由して6月の初めにはスイスだそうです。「主人はシンガポールやバンコクのお友達のところへ行ったりして、わたしが日本にいる間を何とか乗り切っていますよ(笑)」と信子さん。それからスイスやオーストラリアで落ち合って一緒に楽しむという生活パターンだそうです。「6〜7月のスイスのいいところは、10時まで明るいこと。いっぱい、エンジョイできるよね」とウリーさんがおっしゃっていましたが、スイスとゴールドコースト両方の「いいとこどり生活」を満喫されています。これまでの海外生活で得たお友達を大切に、これからも世界中を飛び回って素晴らしい時間を過ごされることと思います。インターナショナルな環境で育ったお子様二人の成長も楽しみですね。

インタビューコーディネイト/内山直記
取材・文・撮影/城文子
インタビュー/2007年01月29日