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千葉県出身 板橋繁さん
 
ブルックウォーターG.Cとエメラルド・レイクスG.Cをホームコースとするゴルフ学校『 GOLD ONE GOLF SCHOOL 』で、あらゆる人のゴルフ上達をサポートしている板橋繁さんにお話を伺ってきました。ゴルフ指導の他、ご専門はトレーニング論だそうで、これまで何人ものプロゴルファーを育ててこられました。また、『 United State Golf Teachers Federation Japan(USGTF JAPAN) 』の主席試験官として、コーチを育てることにも情熱を燃やしていらっしゃいます。そんな板橋さんに、ゴルフ上達のコツやG1でのお仕事、プライベートの楽しみ方について語っていただきました。  
 
オーストラリアに来られたきっかけは?
板橋さん
「最初に来たのは95年の8月ですね。ブリスベンにヒルズ学園という学校がありまして、日本人校のゴルフプログラムを立ち上げるということで、その責任者として赴任することになりました」
ヒルズ学園にはどのくらいいらっしゃたのですか?
板橋さん
「7年です。僕がヒルズ学園に赴任した時、G1のディレクターのケン・バーントが、ヒルズ学園ゴルフ部のヘッドコーチだったんです。彼の指導は日本の教え方とは全く違い、脱力したフォームでスイングする方法やゲーム方式のドリルをたくさん取り入れており、彼の教え方に驚かされるばかりでした。その当時からヒルズ学園ゴルフ部は強豪でしたが、日本人校ゴルフ部は部活動として成り立っていなかったんです。赴任した頃は、1年で帰国しようと考えていましたが、教え子が日本ジュニアの地区大会で優勝したり、好成績を収められるようになったので、ここで、指導していきながら、自分も学んで行こうと思ったんです」
そして、そこから独立されたわけですね?
板橋さん
「そうですね。G1自体は、ゴルフプログラムのある学校にコーチを派遣して、そこのゴルフ業務を一切動かしているという感じの会社なんですけれども。強いところでは、95年にKelvin Grove State Collegeというブリスベンにあるスクールを世界高校選手権チャンピオン校にしました。担当してきた学校のほとんどを、オーストラリアNo1にしていますよね」
G1に所属する生徒さんもいらっしゃるんですよね?
板橋さん
「生徒さんは日本人がメインで、オーストラリア人、韓国人、台湾人、フランス人もいます。今、ここ(エメラルド・レイクス)にいる生徒たちはG1で集めた生徒なんです。その中には、プロゴルファーもいれば、アマチュアやビギナーもいます。プロは40人ぐらいいて、筆頭はカーリー・ウェッブとかレイチェル・ヘザリントンで、アメリカで二人あわせて50勝近く優勝をしています。ヨーロッパ、日本、アメリカ、アジアの世界4大ツアーにでているツアープロたちを専門にコーチしています」
国際舞台で活躍するゴルファーを何人も育成されているG1とは、どんな学校ですか?
板橋さん
「うちは、ただゴルフを教えるだけじゃなくて、コーチの中にも心理学のコーチだとか、フィジオ・医学療養法の先生たちがいて、それらのトレーニングもします。それから、眼ですね、スポーツビジョン。長期でいる学生に対しては定期的にみるようにしています。ゴルフっていうのはスキルだけじゃないぞ、と。やっぱりスポーツとして、いろんな分野から捉えるというか。日本はまだまだオーストラリアに比べて遅れていると思いますよ。まだ、どうしても、技術ばかりにこだわっていますよね。今年の8月に日本のツアーを4試合くらい見てきましたが、やっぱり現場を見ていて、そう思いましたね」
ゴルフ上達のために、例えば技術以外にどういうことが必要ですか?
板橋さん
「う〜ん、そうですね、やっぱり上手くなるためにはライフスタイルの確立ですね。それから、無理のない努力。無理のない努力を毎日続けることが大切です。それが一番。あとは感情のコントロールですね。自分の感情をコントロールできなくては、いくら技術が良くてもダメですね。だから、人間性ですよね。うちの場合、あいまいなことは言いません。やるかやらないか、ですから。悪いことは悪いとはっきり言います。やっぱり、毎晩ね、酒飲んで遊んで歩いているような生徒では上手くならないってことですよ。ゴルフって朝の早いスポーツだから、毎朝早く起きて、夕方まで練習して、帰ったらクラブを磨いて、夜は早く寝る、と。ただ、まぁ、ゴルフだけっていうのはよくないから、週末には違うことで満喫することも大切ですよね。リフレッシュ、リスタートするっていうことですね」
板橋さんご自身はどのようにリフレッシュされていますか?
板橋さん
「釣りですね。生徒も連れて行きますよ。それから、家を持っていた時には庭があったので、ガーデニングがすごく好きでした。フルーツを育てたりして、面白いですよね。マンゴーやレモン、グァバ、マンダリン。それから、バラやガーベラ、ブーゲンビリアとか」
USGTFの主席試験官を務めていらっしゃるそうですが?
板橋さん
「USGTF は確立した指導法と資格認定の基準を全世界で平準化することを目指している団体なんですが、そこの会長・八木沼修一氏と伊沢利夫副会長(伊沢利光プロのお父様)は、僕が大学生の頃からのつながりで。その方たちが4〜5年前に来られた時にG1のコーチングに感動されて、『ここだったらうちの生徒を預けてもいいぞ』というお褒めの言葉を頂いて。『だったら板橋、手伝ってくれ』ということで。オーストラリア講習会の時には僕が担当しています」
コーチングと言いますと?
板橋さん
「G1のコーチングはオージーゴルフの原点と言っても過言ではありません。ここでしたら、スイング理論とスポーツ科学の両面から、誰にでもわかりやすい指導法が学べます。ここで学んでいくと、日本でも相当な需要があると思います。だから、ティーチングプロになりたい人にはぜひとも来ていただきたいですね。僕の使命は、やっぱり、いいコーチを作ることっていうのもあります。今は生涯スポーツとして楽しむ方が多いじゃないですか。 そういう方たちのために、体に無理のないゴルフスィングを身につけてもらい、楽しんでいただくのが我々の役目だと思っています」
それでは、G1に興味を持たれた方へ、一言お願いします。
板橋さん
「現在、小学生からツアープロまで指導していますが、プロ養成コースの方は長いスパンでトータル的にケアしていくのが我々のスタイルです。小さい頃から教えてて、現在プロになって活躍している選手も多いんですよ。今まで日本でがんじがらめだった理論がね、すごく簡単でクリアになりますから。まずは一度、参加してほしいですね」

これまで、世界で通用するプロやコーチを育成されてきた板橋さんの言葉からは、教育者として、自信を持って質の高いゴルフプログラムを提供されていることが十分伝わってきました。技術だけではなく、科学的、心理的、肉体的にと多方面からゴルフ上達をサポートしてくれるG1。優秀なゴルファーになるためには、人間性の育成も大切だということがよくわかりました。その実践のためにも、環境の整っているゴールドコーストはぴったりですよね。また、ゴルフを趣味として楽しまれている方やもっと上手になりたい方は、ぜひとも一度、板橋さんのレッスンを受けてみてはいかがでしょうか? とっても親しみやすいお人柄ですよ。
取材・文・撮影/城文子
インタビュー/2005年10月25日