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愛知県出身 浅見弥進男・幸代さん
 
ホープアイランドリゾートにある浅見さんのお家は、シンプルなインテリアでまとめられていて、とっても居心地良さそうな雰囲気です。実はこれらすべてが旦那様の美的感覚で統一されているとか? そしてウォーターフロントのお庭にはプールがあり、その先のジェッティには真っ赤なジェットスキーが! ここに遊びに来るご友人たちは、時に大好きなゴルフを中止してまで、この空間で過す、ゆったりとした時間を好まれるそうです。初めてお邪魔した者でも、そういう気持ちが理解できるような、何とも言えないくつろぎを感じるリビングルームで、これからの展望やゴールドコーストの素晴らしさを語っていただきました。  
 
なぜオーストラリアに家を持とうと思われたのですか?
弥進男さん
「来たきっかけは、友人の紹介だね、10年くらい前かな。その友達の新築祝いに参加した時に、ここは夢の世界だなと思って。それまでにゴールドコーストへは2〜3回来てたんだけど、ゴールドコーストの中でも、特にここの雰囲気が良かったね、ホープアイランドの。ここの雰囲気の良さを見て惚れちゃってね。で、最初に土地を買って、それから1年半くらいの計画で家を建てて。全部自分の設計ですよ。本業は違うんですけど、庭の設計や施工もするので、まぁ、そういうのが好きでね。間取りも僕がそれぞれに考えたから、日本人としては非常に住みやすい家だと思いますよ」
ゴールドコーストのどういうところがポイントになりましたか?
弥進男さん
「いつか住みたいと思って世界中のリゾートを見て回って、ニュージーランドとかフランスとかイタリアとかね。でもこんなに生活条件の揃ったところはないね。時差はほとんどない、日本の冬はこちらの夏、空気は素晴らしい、暑いって言っても湿気がないから涼しい、マイナス的な要因が無いもん。それと健康がまず第一かな。このオーストラリアで何が良いって言ったら、健康だよ。水も空気も良いし、健康にマイナスなことって無いもんね。それに友達が来て話していても、みんな『ここは楽園だな』って言いますよ。こんなに素晴らしい所はないね。いろんな面から言って」
幸代さん
「この人ほどオーストラリアを『素晴らしい、素晴らしい、いい所だ』と言っている人は、いないですよ。本当に100人くらいお連れもよんだしね。わたしは日本の方が好きだけど(笑)。25日間いると日本のことが気になって気になって・・・・・・。せっかくお花を育てているのに、ちゃんとお水をやってくれているかな? とか、お友達や孫たちのこととか。2週間くらいは楽しいの。わたしは体が大きくて、日本だと靴でも洋服でも大きいのを探そうとするとなかなか無いけど、オーストラリアだと小さいのを探さなきゃならないぐらいで(笑)。そういう楽しさはあるけれど。日本にはない、ここの良さは素晴らしいですよ。でもわたしの気持ちはそうなのよ」
一年にどれくらい滞在されるのですか?
弥進男さん
「行ったり来たりだね。僕のスタイルは『いいとこどり』。女房が4月から花粉で鼻炎になるでしょ? 今回もなりかけたもんだから、さっとこちらに逃げてきたら、何ともなくなる。本当に目から鼻から毎年すごいことになるけど、さっさとこちらへ来ると、すっと忘れちゃえる。だからね、日本の人は、すぐに長期滞在とか考えちゃうけど、日本とオーストラリアのいいとこどりが良いと思うよ。例えばリラックスしてこちらでの1ヶ月なら1ヶ月を有効に使ってね、また日本へ帰って花見や紅葉のシーズンを楽しむとかね。そういうふうに、『いいとこどり』をもっと研究されてね」
今回、お家を売りに出されていますが、どうしてですか?
弥進男さん
「今回ここを売ってみようかなというのは、今度すぐそこに3〜4階建てか何かのかっこ良いのが、出来るんだわ。ああいうところをレンタルして、今回はここで夕日を見ようとか、次回はあそこでこうしようとかね、そういうふうに楽しむのも、これからの人生いいかなっていう気持ちがちょっとあって。今度から自分たちで1ヶ月間ゆっくり過すために、いろいろな場所に滞在してみたらどうかな? と思って。今まで本当にいっぱい友達を、延べ100人以上、130人くらいよんできて、そういうこともちょっとしんどくなってきたし。来るとやっぱり喜んでもらいたいんで、ほいほいといろんな所へ案内しちゃうでしょ? もちろん、レンタルの家では無理なこともあるけれど、これまで、この家で10年間満喫できたことだし、70代からのステップを考えると、今後はいろいろな部屋で過ごしてみるっていう、そういう次の道もあるなという気がするんでね。この自慢の家をね、このままの状態でもし売れるものなら、ここの良さを味わってくれる人にだったら売ってもいいかなと思っているんですよ。次に買う人にも、できればいろんなところを改築したりしないでそのまま住んでもらいたいなあって思うくらい、この家は気に入ってるんですけどね」
滞在中は、どのような毎日を過ごされていますか?
弥進男さん
「日本人の方が来ると、皆さん朝から晩までゴルフ、ゴルフでやってるけど、僕はゴルフはほとんどやらないし。ここへ来るとね、友達もあまりしたがらないね。ゴルフ好きでクラブを持ってくる人もいるけど、そういう人たちでさえ、ここへ来るとあんまりしたがらないね。『この家でのんびりしとった方が良い』とか言って、本ばかり読んでいたり、そんなにがつがつしなくてね。そのリラックスは、ここでしかないと思うのね。いや、今朝も女房が『お父さん、この家を今手放すとなったら、がっかりするだろうな』とか言ってさ。だから涙がでるかも。本当にここに座っていると幸せ感がじわっとわいてくるよ。この辺で日帰りとか一泊で行ける所はだいたい行ったし、ジェットスキーでもずいぶん遊ばせてもらったしね(満喫写真館参照)。ここからシーワールドまでブワァ〜と走っていくのよ。めがねが潮で見えないくらいに(笑)。免許も英語でとって、うちの家族はみんな持っているよ」
幸代さん
「ここは歩くのも気持ちいいですよ」
弥進男さん
「朝1時間〜1時間半くらい散歩して、それで汗をかくから泳いで、シャワーを浴びて、庭いじりして。それから昼ごはん食べに行って、買い物に行ったりして。そして毎日、夕日を見に行くんだよ。もう、夕日は一日一日違うからね、全く同じ夕日というのは絶対にないから。朝日もすごいよ! おとといの朝もすごかった! もう、この水面もこの部屋も真っ赤に染まってね。あんなもの、どんな絵画を見るよりもすごいね。日本では見れないし、こんな世界、絶対にないよね。本当に別世界。車の音一つしないし、最高だね」
ゴールドコーストでの長期滞在を考えている人にアドバイスをお願いします。
弥進男さん
「やっぱり自然を満喫することじゃないかな。自然の中のレジャーを満喫するってことを覚えないといかんわね。絵画よりも自然、アートより自然だってことがわかってもらえると、オーストラリアって良いなとわかるね。どちらかと言うと、美術館へ行って描かれたものや造られたものを見て回るのが日本人的だけど、そうじゃなくて自然を見て、そのアートを感じるというか。あるがままの自然を見てね、青空や星空を見ても感動できるというね、やっぱり年だからかね(笑)。僕は10年、10年きざみでエンジョイの仕方を探しているから、60代は60代で今のオーストラリアの世界を楽しんだし、今、70代からの10年間の世界を計画している段階なの」
ちなみに、奥様のその指輪はオーストラリアのオパールですか?
弥進男さん
「結婚40周年のプレゼントにね、ブラックオパールを(満喫写真館参照)。もっと大きいのはいくらでもあるけど、この厚みのあるのは、なかなかね。もう、ひのき舞台から落ちたと同じだよ(笑)」
幸代さん
「日本ではそうでもないけど、こちらの方は皆さん、すごくびっくりして、『うわぁ〜、すごい!』って褒めて下さるんで」
お二人で買いに行かれたのですか?
幸代さん
「いやいや、わたしは全然知らなくて。わたしがついて行ってたら『そんなの、いらん、いらん』って言いますよ」
弥進男さん
「絶対に買わせないよね? でも50周年はどうしよう? 何を贈ったらいいのかね・・・・・・」
幸代さん
「そんなこと言っているけど、普段は喧嘩ばっかりしてね。ゴルフへ一緒に行っても『ちくしょ〜』とか『ストレスたまる〜』とか言って」
弥進男さん
「だって本当にストレスたまるんだもん」
幸代さん
「わたしのほうが上手いでしょ? もっとわたしをゴルフに引っ張って行ってくれたらね、『あぁ、オーストラリアへ行きたい』ってなるんだけどね(笑)」

これまでの10年近くは、旦那様ご自慢のお家を拠点にご家族やご友人たちと満喫してこられました。そして、まだまだ続くであろう、オーストラリアと日本の『いいとこどり生活』を、今度は70代からの新たな方向性を持って楽しまれていくことでしょう。「どんな絵画を見るよりもすごい」というゴールドコーストの大自然を、誰よりも堪能していらっしゃるお二人だと思いました。
インタビューコーディネイト/内山直記
取材・文・撮影/城文子
インタビュー/2005年05月03日