| ゴールドコーストでの子育てはいかがでしたか? |
| 道彦さん |
| 「夫婦が仲良くしていたら子供は放っておいても良い子に育ちますよ。これは間違いない。子供に手をかけるなんて不必要、もちろん愛情は持ってなきゃいけないですけどね。夫婦が仲良くて子供がぐれたっていうのはないよ。子供に問題があるのは両親の問題ですよ」 |
| 淑子さん |
| 「子供の育つ環境っていう部分を考えると、日本で子育てっていうのは私たちは自信がないねって話しています。それこそ、日本に女の子二人を連れて帰って、この子たちみたいに、こういう子に育つかっていったらちょっと自信がないわねって」 |
| 道彦さん |
| 「まぁ、自分の子を褒めるわけじゃないけど、日本からお客様が来ますよね。それで、食事を一緒にしたりして、お世辞もあるかもしれないけど、『日本でこんな子を見たことない』って皆さん言いますよね。というのも、皇室と同じなんですよ。皇室って隔離されているじゃないですか? だから、汚いもの、良くない事は見せないっていうことをして育てられるでしょ? オーストラリアの汚いもの、良くない事は見ているかもしれないけど、それを例えば、真似しようとした時に『お前は日本人なんだよ、日本ではこうじゃないんだよ』って教えられるでしょ? だからそれはしないほうが良いよって。ところが日本にいたら、『あの子もこの子もやっているじゃない? まわりの皆がやっているのに、なんで私はやっちゃいけないの?』って。日本では行動するにしても自分一人で家から出ていけるんですよ、バスや電車に乗って。オーストラリアでは、一度家から出ると、嫌でも夕方にバスは無くなるし。お友達の所に行くって言っても親が送り迎えをするのが当たり前だし。そういう意味では隔離して育てられるんですよね」 |
| 淑子さん |
| 「子供たちにしたら可愛そうかもしれないけれど、ここでは幼稚園の時からそうでしょ?お友達の所で遊ぶって言ったら、あちらのお母様に電話して『じゃあ、いついつ遊ばせましょう、何時に送って行きますから』って、それが普通、他の子もそのような環境で育っているから」 |
| 道彦さん |
| 「それとオーストラリアの教育は自立させるっていうことが柱ですよね? だからハイスクールを卒業したら自分で生活していくっていうような観念があるんですよね。まぁ、最近は変わってきて、ずいぶん手を焼く親も多いんですけど。自分の将来とか、日本ではこんなことまで考えないんじゃないか? っていうことまで子供が自分で考えますよね。上の子は薬剤師を目指すって言って大学で勉強しているんだけれど、来ている学生の半分以上の子が自分の力で来ているわけですよ。自分が勉強したくて、バイトをしてお金をためて、寮費も学費も自分で払う子がかなり多いわけ。日本では学費も食費も卒業するまでは親が出してあげるもんだよって言うと、娘はすごく感謝してくれますよね。感謝されると、いろいろやってあげたくなるんだけれど。だけどあまり手を出して彼女の自立心を壊しちゃいけないなと思ってますが」 |