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名古屋市出身 新美治男・文子さん
 
ご友人たちに恵まれて、毎日毎日楽しく忙しい日々を過ごしておられる新美さんご夫妻にお話をうかがってきました。ロングステイを成功させるヒントが満載のインタビューとなりました。  
 
オーストラリアで暮らそうと思ったきっかけは?
「寒い冬は暖かいところで過ごしたいということで、現役の時は10年ほど毎年香港に行っていたんです。近くて暖かくてゴルフができてというところを探したら香港だったんですね。でもゴルフ場も少ないし、冬が寒くて、それでまぁ、気にいらなくなって、確実に暖かいところっていって、ハワイかこちらということで」
ゴールドコーストに決めたポイントは?
「大雑把にいうと金持ちはハワイで(笑)。ハワイは物価が高いね。ここは日本より安いし、時差ぼけもない。それからもう一つは運転。向こうもこちらも車社会だけれど、年とってきますとね、頭を切り替えて右側通行ってできないんですよ。ここはそのまま運転できますしね」
現在はシェブロンルネッサンスにお住まいですが、こちらが最初に購入された物件ですか?
「最初はブロードビーチにウィークリーマンションみたいなのを借りて、そしたら三軒隣くらいにフェニシアンというコンドミニアムが建ったので、ひやかしで見にいったんですね。するとそこの開発業者のオーストラリア人の販売員に買え買えといわれて。だけど管理費が心配で、どのくらいこられるのかもわからなかったし。でも、まぁ、オーストラリア人の業者からそのまま直に交渉して買ったんですね。ずっと向こうでよかったんですが、買って翌々年くらいに部屋の目の前に高いマンションがど〜んとできて、あっという間に海が見えなくなっちゃった。それまで150度くらい海が見えていたのが今はちょっと見えるだけで、その上今もまた別な物件が建ちはじめて、すると視界が20度くらいになっちゃう。それでびっくりして。海が見えるのが気にいっていたから。それでここを買ったんですね。ただ、便利さはあちらのほうがいいですね。まわりに中華やベトナム・タイ・日本・イタリー・シーフード・コリア・くるくる寿司まで何でもある、それも何軒もあるから飽きることがないんですね。食事が便利、買い物が便利という。ここはツーリスト向けが多いですよね」
それでは、今は二軒お持ちということですね?
「それで、迷っちゃって。ま、でも、むこうは手放せないですね。こちらは、設備はいいですよ、プールも大きいし、空調も一箇所でできますし。セキュリティもいいですね」
一年にどれくらい滞在されるのですか?
「名古屋の気候は一番厳しいっていってね、暑さは日本一だ、そのかわり冬は伊吹おろしっていうんでね、非常に気候が厳しいから人間の忍耐力が養われるという。だからね、冬3ヶ月、夏3ヶ月でこちら6ヶ月というのが理想だと思いますね。今回は12月の上旬にきて、だいたい3月までいるわけですが、1月にちょっとね10日ほど戻ります。彼女(文子さん)なんかはこっちのほうがいいって、こちらにくる日が決まると喜んでいますからね」
滞在中はどのように過ごされていますか? お誘いも多いですか?
「ええ、今日もゴルフコンペとクリスマスパーティにでてきました。ゴルフもね、日本にいたときは全然、夫婦一緒でなんてしなかったんですけれどね、ここにきて、最近とくに彼女と一緒が多いですね、だから9ホール・・・・・・。しょうがないですが。で、友人といくときなんかは18ホール。ほとんど全部のコースでやりましたが、最初はレイクランズの会員になって、それからロイヤルパインズに入って、今度はサウスポート。日本との違いはね、こちらは年会費がちょっと高いけどね、プレーごとには1ドルですから、比べものにならないくらい安い。だけどキャディーはいない。家内と一緒が週に1回か2回、それから18ホールまわるのが1回くらいですかね」
ゴルフの他には、どのように過ごされていますか?
「わたしは釣りにもいくんですよね、週に一回。日本では船を持っていて自分で運転していくけれど、こっちではどこにポイントがあるのかわからないから、チャーターしてね。船頭さんがいて、釣り竿もえさも込みで4時間55ドルですから安いですよね。それでね、チャンネル9のテレビにも3回出ましたよ(笑)。よく釣れるとね、船頭がテレビ局に電話するわけだ。そうすると帰ってくるとね、カメラが待っていますわ、船頭の宣伝にもなるわけで。それでもね、いいもんですよ、テレビでその日の夕方やってくれるから。けっこう見ている人がいてね、『あんた出ていたね』なんて言われたりして(笑)。やっと家内も始めたところでね。釣ってきた日には自分でさばいて、友達をよんで刺身パーティ。あとはゴールドコーストにはカジノがあるでしょ? やるのはブラックジャックだけですが、ここのカジノは公営でフェアだから安心して楽しめますね。それから、社会人になってまったくやっていなかったけれどマージャンですね、この年になってくるとボケ防止というか、医者にもすすめられましてね。友人のところで週に2回、行くばっかりでは申し訳ないので、ついにわたしもマージャンセットを買って日本から持ってきたんですよ、ほら、あそこに。今週も2回ここでやります。それと会社の社史を書いたり、今も自分史みたいなものを書いたりね。ま、読んだり書いたりが好きなんです。英会話もやりますし、だから、毎日大変忙しいですね」
ロングステイを満喫するポイントは?
「それがね、結局、長期滞在が上手くいくかどうかは、いい友達に恵まれるかどうか、わたしは人間関係につきると思いますね。環境がいいとか、さっき言ったようなもろもろは、もちろん前提ですけれどね。常時こちらにいる友達たちが、わたしがこちらにくるのを待っとってくれてね、ありがたいでことですよ、ほんとに。わたしは恵まれました。付き合い上のトラブルは皆無ですね。ただ、おのおのの生き方があるから、無理して付き合うようなことはしませんね。あんまり、その、こみいらないというか。だから個人個人ですね、こればっかりは。確かにゴールドコースト日本人会へいけば同好会とかありますし、そういうのに入っていくというのも一つの近道ですかね・・・・・・」
ご家族の反応はどうでしたか?
「子供家族がこれで2回きましたね。でも、この頃、子供はもういいんです。現役だからしっかり仕事をやんなさい、費用も全部こちらがだすから孫だけおいで、と。そうしたら5人のうち2人が手を挙げましてね。12歳と9歳だったかな、2人の孫がこの7月にきたんですよ。こちらの生活スタイルを体験させるということで、10日間くらいだったかな。でもね、飛行場に着いた時には、しょぼ〜んとしていてね、可笑しかった(笑)。カンタス航空だったから日本人のスチュワーデスじゃなかったんだねぇ。飛行機を降りてから、税関を抜けるところまではスチュワーデスが付いてきてくれるんですけど、こっちを見るとほっとしたみたいでね。孫達だけの渡航でも何も心配ないんですよ。9歳っていうので、出発の飛行場からこちらの飛行場を出るところまで、ずっと付き添いがつくんですよ。航空会社から連絡があったのかな? こちらはパスポートを持って迎えに来てくれと。わたしもそういう仕組みは知らなかったんだけどね。それで、スチュワーデスがこちらのパスポートと名前を確かめてから引渡しをするっていうね。滞在中は、もうね、何でもやらせるんですよ、買い物にも一人でいかせたし。それから次にフロントに行ってクリーニングをとっといで、と。これはできなかったねぇ(笑)。いや、いいんだよ、そうやってやってみると、自分らがちょこっとかじった英語がね、どの程度通用したかとか、やっぱり英語はちゃんとやっておかないといけないとか自分で悟るから。自分で体得するのはいいことだと思いますよ。きた子達の親がこれからホームステイを考えていると言っていましたから、よかったんでしょうね、本人たちの考えも少し変わったらしいですよ。子供は感性がありますから、そういうこともいろいろおもしろいんですよ」
今後、何か挑戦したいことはありますか?
「わたしはね、年はいっているけれど、わりあい好奇心があるほうでね、いろいろやってみたいんですよ。で、今探しているのはね、ダンス教室。こっちの現地の教室をあたっているんですよ。ジルバとかチャチャチャとかそういうの。こっちはパーティがしょっちゅうあるでしょ? わりあい出るんだけれど、そのうちにすぐダンスが始まるわけだ。ただ見ているのはね、つまらないし」

好奇心旺盛で前向きにチャレンジするということに年齢は関係なく、求めれば答えてくれる場所がゴールドコーストなんだと感じました。たしかに、ここは満喫するための素晴らしい環境が整っていますが、それをどう利用して楽しく過ごしていくかは自分次第です。新美さんがおっしゃるように、ロングステイという形は同じでもその中身・過ごし方はまさに千差万別なのだと思います。それにしても、チャンネル9に取材されるくらいの大物を一度でいいからわたしも釣り上げてみたいものです・・・・・・。
インタビューコーディネイト/荒木祥久
取材・文・撮影/城文子
インタビュー/2004年12月22日
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